リピーターはなぜ重要か?
これに明確な答えを持つことが、店舗運営の方針を決める出発点です。
その理由をこれからいくつか紹介したいと思います。
その2。
1:5の法則
アメリカのコンサルタント会社ベイン・アンド・カンパニーが、1980年ごろに提唱した法則で
新規のお客様を獲得するには、既存のお客様の5倍のコストがかかる。
というものです。経営資源の効率を考慮すると、既存客に投資した方がコストパフォーマンスが格段に良い(5倍かどうかは別として)、という考えは、実感としてマーケティングの現場で実証されているので、この法則は圧倒的な支持を得ています。最近ではネット広告のコストが上昇していますので、この比率は1:5ではなくもっと開いている、というのも定説になっています。
Eコマースにおいて、一人当たりの顧客獲得コスト(CAC:Customer Acquisition Cost)は重要な指標です。ただ、この指標は、単独では有効でなく、LTV(顧客生涯価値:一人の顧客から獲得できる利益)と比較することで意味があります。なぜなら適切なCACの額を見極めるためには、常にCAC < LTVの関係になっていることをチェックする必要があります。CACのコストで大きな比重を占めるのが広告費ですから、広告投下量を適正に判断するために2つの指標の比較を行う必要があります。
*CACの代わりにCPA(Cost Per Action/Acquisition:広告施策1件におけるコンバージョンコスト)を利用することがあります。CACは、広告費以外にも人件費や制作費など包括的なコストを意味します。

Customer DashBoardでは、LTVを算出してその推移を定点観測することができます。LTVは複数の要因(顧客期間、購入頻度、購入単価)が組み合わされた指標ですので、常にチェックが必要です。マーケティングコストと投下とLTVの獲得には時差が生じます。広告費との単なる比較だけでなく、コスト全体を見ることが大切です。


